車の運転には自賠責保険証とともに必ず携帯するもので、普段は車検証入れに保管したまま、あまり詳しく見たことがないという方も、多いのではないでしょうか。
正確には自動車検査証といい、車両の購入時や車検を受けた後に発行され、その自動車が保安基準に適合していることを証明する書類です。
車ユーザーや自動車関連事業者にさらなる利便性向上のため、国土交通省が自動車登録手続きのデジタル化に向け令和5年1月(軽自動車は令和6年1月)からシステムを導入しました。これ以降新車登録されたか、車検を受けるとICタグ付新車検証が交付され、順次入れ変わることになります(現行の車検証との併用はありません)。
この電子車検証は、従来の車検証(A4サイズ)よりも小さく(A6サイズにICタグが貼付)、ICタグに車検証情報が記録されています。この情報は、ICカードリーダや読み取り機能付きスマートフォンで確認できます。
車検証閲覧アプリはこちら
https://www.denshishakensho-portal.mlit.go.jp/user/application/
今後は、整備事業者等の事業所等において車検証の有効期間を更新することで、車検時の運輸支局等への出頭を不要とすることができ、検査の迅速化や省力化などにつながることから、サービスの向上などが期待されています。
紙ベースの車検証の更新をやめ、紙の使用量が減少し、環境負荷の低減にもつながります。
電子車検証に関する詳細は、下記の国土交通省の電子車検証特設サイトをご覧ください。
国土交通省の電子車検証特設サイトはこちら
https://www.denshishakensho-portal.mlit.go.jp/
所有者の氏名・住所、使用者の住所、使用の本拠の位置、有効期間の満了する日、備考欄の一部(牽引車情報)等の書き換えが発生する情報は、上記の記載事項と共に、自動車検査証記録事項としてICタグに記録されます。
尚、車検ステッカー(検査標章)の貼り付け位置が、運転席側上部端に令和5年7月より変更となりました。軽自動車も同様です。
貼り付け位置はこちら
https://www.jidoushatouroku-portal.mlit.go.jp/assets/pdf/kensahyosho_haritukeichi.pdf?t=1709272854890
また検査標章の台紙変更に伴い、貼り合わせ手順及び台紙からの剥がし方の注意点を解説した内容のYoutube動画も下記よりご覧いただけます。
貼り合わせ手順はこちら
https://youtu.be/wD_H5veNyek
担当:武江