クルマのミニ知識|法人様向けマンスリーレンタカー・短期カーリースのTBカーズ

クルマのミニ知識

所有・使用・契約

レンタカーとカーリースの違い

「レンタカー」と「カーリース」どちらも車を借りるという点では同じですが、その違いについてご紹介します。

まず大きな違いは「賃借期間」です。
一般的にカーリースでは法人向けとして3〜7年間の長期間にわたって同一車両を貸出(契約)します。
それに対して、レンタカーでは一時使用目的で比較的短期間(日、週、月)車両を貸出(契約)します。

次に「登録書類の必要有無」です。
カーリースでは特定のユーザー(主に法人)に長期間貸出することから、車検証上の「使用者欄」への名義登録が必要となります。名義登録の際に特に注意するのが『車庫証明』(車庫の届出)です。車庫証明はどこでも取れるわけではなく、「使用の本拠の位置から直線で2km以内」と決められています。よって個人では自宅など、法人では事務所等から2km以内に駐車場を確保しないと名義登録ができないということになります。
一方のレンタカーでは不特定多数の利用者が短期間の一時使用目的で借りることから、名義登録が不要となります。なお、一目で車両がレンタカーであると分かるようにナンバープレートのひらがな部分が「わ」となっています。※一部では「れ」も採用しています。

次に「メンテナンスや保険料」についてです。
カーリースではメンテナンスや保険料をリース料に含めるか含めないか選択が可能です。含めた場合、リース料が含めない場合に比べ高くなりますが、管理する工数が削減できるため、より法人ユーザーにとってメリットになると思われます。
一方のレンタカーではメンテナンス、保険料などはレンタル料に含まれます。

最後に「中途解約」です。
一般的にカーリースでは中途解約は原則不可となります。契約内容によって異なりますが、やむおえない理由により解約する場合でも解約金(損害金)をリース会社へ支払う必要があります。
一方のレンタカーでは車両返却することで中途解約することが可能ですが、一般的に手数料が生じることが多いようです。

カーリースレンタカー
使用目的計画的・長期継続利用一時的・短期集中利用
契約期間長期(3〜7年が一般的)短期(時間・日・週・年)
所有者リース会社レンタカー会社
使用者 ユーザー レンタカー会社
ユーザー 特定ユーザー(主に法人) 不特定のユーザー
ナンバープレート 区別なし(自家用・営業用) 「わ」ナンバー※一部「れ」もあり
車両の調達 都度要望車種を調達
※中古車リースは在庫車の可能性あり
在庫車両から選択
車両保管場所(車庫証明) ユーザーが確保 レンタカー会社が確保
利用料金 月額ではレンタカーより安い 月額ではリースより高い
メンテナンス 契約内容によりリース料に含まれる レンタル料に含まれる
保険料 契約内容によりリース料に含まれる レンタル料に含まれる
中途解約 原則不可(解約金あり) 車両返却で可能(一般的に手数料あり)

担当:谷津田

コラム

ページトップへ